【黒歴史】オリキャラ吸血鬼が出来たきっかけと反省【後半閲覧注意】
以上、追記と注意事項でした。それでもこの記事を読みたいって方はスクロールしてどうぞ。
既存作品の影響がないと絵が描けない。
そんなことを知らずに、今までろくなオリキャラを生み出すことが出来なかった自分。
本来なら、1枚絵を投稿する際に世界観やキャラ設定を解説するつもりだったが、一生忘れない予想外な出来事と誤解があった。
問題になった記事
次回のオリキャラデザイン反省会の前編として、今回はオリキャラアルカードを作ったきっかけや影響を受けた版権キャラについて語りたい。
ちなみに後半は荒れ覚悟で本音言いまくります。それではどうぞ。
彼を作ったきっかけ
もう季節外れだけど率直に言うなら、毎年のハロウィンイラストの為。2016年から開始して現在に至るまで、サボったことは1度もないぐらいの恒例行事となっていた。
それぐらいハロウィンイラストはファンタジーなオリキャラをアピールするのに「絶好のチャンス」だと言えたが、どれもこれも失敗に終わっていた。で、これを話したのは多分3〜4回目。
ちなみに2018年はpixivブクマ数が多かったり、2019年はツイッターでいいね20以上もらったりした。
が、それでも満足できぬと感じ……
「もう今年は何がなんでも絶対成功させたい……!」
と気合いを入れつつ、新しいオリキャラを考えることにしたのだ。
しかも、8月から!
遅筆はこうでもしないと間に合わないからな!
そして以降の看板キャラとして利用したかったことから、性格やストーリー設定には凝ることに。
あと過去記事でも絶対に成功させるべく、気合をアピールしていた模様。
彼のキャラ設定について
オリキャラアルカードを公開した際に毎回言っていたことだが、今まで自分の絵がつまらないと感じられた要因は「好きなものは頭に残るが、逆に興味のないものは頭に残らない」ということ。要するにただ調べるだけでは無理だったのだ。
だから第2の趣味として楽しんでいる「ゲーム」をメインに知識を集めようと考える。特にシナリオとキャラが存在しているゲームをメインに。その結果ゲームを楽しむだけでなく、脳にも知識が残りやすかったのだ。
結果としては成功。かくしてキャラ設定や世界観は、これを基準とした。
次に影響を受けたゲームキャラについて語る。
影響を受けたゲームキャラ
イケメン吸血鬼の代表格である悪魔城「アルカード」
これは過去記事で既に語っている通り、当初は悪魔城ドラキュラのプレイ動画を3週間観るぐらい相当気に入っていたのだ。
またイケメン吸血鬼の代表的な存在だと私は思っていた。またオリキャラのデザインは既に完成していたため、一応ここからはパクリと思われないようと修正の際には、彼の絵を見ることは避けてはいた。
が、結局は『デザインが同じ、オリキャラ語るな』と暴言を吐かれ、しかも追い打ちをかけるかのように擁護にもなっていない『それなら、デザインを修正するべき』というコメが来てしまったが。
その日以来、悪魔城アルカードのイラストやプレイ動画を直視することが出来なくなってしまったのだ。
もし新作のゲームで彼が出たとしても嬉しい気持ちと同時に、複雑な気持ちがこれから一生出るんだと感じた。
小学生の頃のトラウマボスKH2「セフィロス」
セフィロス、スマブラSP参戦おめでとうーー!
とDLCを購入する欲を高め、そして子供の頃のトラウマでもありゲーム悪役として有名な「長髪長身最強イケメン」である。
出会いは特殊で本家のファイナルファンタジー7ではなく、キングダムハーツ2(KH2)から。そして唯一倒せなかった隠しボスでもある。
自分の子供の頃を想像するなら、長すぎる剣も怖かったけど、なんと言っても、
「髪が長くて顔がいいイケメンなのに、なんでこんなに最強なんだろう」
と当初は驚いた気がする。普通なら「見た目化け物」とか「大きいサイズの敵」が最強だと思っていたから。子供の考えは大体これ。
そして初見では「体力ゲージ多すぎ」「攻撃力高すぎ」「体力ゲージ全く減らんやん」「無理すぎやん」と弟と共に嘆いていたのを覚えている。その強さはラスボス超え。
それぐらい影響力を与えたゲームキャラだったのだ。ゲームの世界観を作るなら、これは使えると思い今回のオリキャラを例えるなら、「イケメンかつラスボス並に最強なボスキャラ」をイメージした。
ちなみにデコをほとんど出したのは、シンプルに自分がこの髪型が好きだから。というより、オールバック系は清楚感が出る髪型なので、今回のオリキャラとの性格とあっているのだ。
本当なら前髪は七三分けにするつもりがそのキャラが多く印象に残らないと思い、あえて五五分けにした。あと襟足があるだけで、長髪キャラ感がグッとあがると思っている。
余談
最近だとアルカードと同様に、Twitter上で「セフィロスとアルカードが似ている」とネタにされている。
セフィロスが参戦前も数回ネタにされていたが、実際にセフィロスが参戦したことにより、一気にアルカードファイター化の望みが消えたとか。
まあ、それでも自分はアルカードがファイター化することを願っている。何年かはかかるが、もしスマブラ次回作でアルカードがファイター化したら、是非ともセフィロスと乱闘させたい。それは二人が好きキャラだからこその1番の楽しみである。
という訳で自分のことは書いたので、次にこのようなネットにおいての創作問題について語る。あれ以来自分を見つめ直すことが出来たので、個人の意見として聞き入れてほしい。
人それぞれ考えは違うかもしれないが、一応閲覧注意。
創作問題「既存既存キャラに似せるのは悪なのか?」
「似せたりする」「似てしまったりする」のは悪いことなのか?
先程話した通り、実際に「このキャラはこのキャラに似ている」という版権キャラが数多く存在しているから、どちらかと言うと悪いことではない。また私みたいに既存キャラの影響を受けた版権キャラが存在しているのも事実。わざと似せるプロ絵描きだっている。
よくこれらは『○○パクリ』とか言われているが、本来はその作品やキャラに影響を受けた「オマージュ(敬意、尊敬)」に等しい。
例を表すなら手塚治虫先生の鉄腕アトムは、あの有名なミッキーマウスのデザインを元に作られている。最近の漫画アニメだとワンパンマンとか。その他「芸能人がモデルになったキャラ」とかもWikipediaで良く見かけるだろう。
さらにオマージュだけでなく、皮肉にも面白い「パロディ」ありの作品として人気の銀魂だってあるのだ。
そのためオリキャラを完全に既存キャラ似せずに描くというのは、まず無理に近い。というより無理。仮に成功したとしても見ている側からしたら、薄っぺらくつまらないキャラになりやすい。
私は今でも過去に描いた自分のオリキャラを見ることもあるが、やはり既存作品の影響力のなさが垣間見えるのだ。
もし完全なるオリジナルキャラが描けてそのキャラが人気になるとしたら、天才か神か宇宙人ぐらいだと思っている。
しかもキャラデザだけではない。絵柄なんかも真似たところで『○○のパクリ』呼ばわりされている。
例えば刃牙とか独特な絵柄を真似ただけでも、『作者に謝れ』とか『著作権侵害だ』とか。ちなみに絵柄や画風をパクるのは、著作権侵害には当てはまらない。
著作権侵害に該当する代表的なものは、既存の絵を丸々コピー、加工、トレースをして自分のオリジナルとして公表することである。さらに最も分かりやすいものだと「無断転載」や「自作発言」だろう。これらは見つかれば、著作者側から確実に訴えられる可能性が高く、もし大きな利益を得ていたら尚更である。
また侵害は著作者側が訴えないと成立しないので、第三者が騒いだところで無意味なのだ。
ちなみに既存キャラに似ている件は、今のところ著作者側が訴えたケースがあまりない。
なんせこの場合は類似性とか結構難しい話になってくるのだ。気になる方はこちらの記事を読むといいかもしれない。
https://kigyobengo.com/media/useful/203.html#i-2
こうなったのも今のネットのせいなのか?
著作権侵害ではなくとも、今上げた『』の言葉はシンプルに絵描きが言われて傷付く言葉の上位だと思っている。
また版権作品においても今や「作画崩壊」「パクリ認定」「トレース疑惑」やらかけられる世の中なのだ。
特に作画崩壊。
ここだけの話。今までの自分は本気絵を描く際に3Dデッサン人形に頼っていたのだが、その理由がまさにこれなのだ。
元々人間キャラが上手く描けなかったので、関節や顔のズレを指摘されるぐらいなら「完璧」に仕上げようと、使いまくり現在はそれがないとキャラ絵を描けなくなってしまった。
その完璧主義な性格さが仇となって、今は「遅筆」となり絵の更新頻度が少なくなっている。
そして今回はパクリレベルの『○○とデザインが同じ、オリキャラを語るな』というコメントである。
オリジナルは一から作れない。
だからこそ版権キャラのキャラデザもどうしても似てしまう世界だ。それを理解しているユーザーは、ネタとして楽しんだ。そんな中に、たったあの一言。
ようやく理解した。
好きキャラに影響を受けて、50時間という膨大な時間をかけて、オリジナルキャラと一枚絵を描いたにも関わらず、結局は描くことすら許されないのだと!
故に絵描きが創作活動がしづらいのも、大体この人達のせいだと思っている。
だから、実際に制作者の気持ちも考えずに「○○に似ている」のコメント。そのコメントにショックを受けている中「○○を直すべき」とか制作者に追い打ちをかけるようなコメントができるんだと。
それで暴言や悪口を言われた自分のようなメンタルの弱い絵描きは、みんな絵を描くことを辞めていった。自分はそれを何度も見かけた。
だからこそ言いたい。
難癖の多い、酷い時代に生まれたことを後悔した
最後に。絵描きたちに言いたい
もしメンタル弱い絵描きなら、自分の身にもならない素人の指摘意見も素直に聞くかもしれない。最初の自分はそうするつもりだった。
しかし色々と調べて考えた結果、その意見を聞いたところで自分の身にはならず「無意味」だということを知ったのだ。
まあ、こじつけかもしれないが、理由は至って単純。その人たちは「自分を知っているファン」ではないからだ。
自分のことを知らない通りすがりのユーザーの意見を取り込んで、オリジナル絵を描いたとしても必ず「駄作」になってしまうのだ。
もしかしたらあなたを陥れたいだけの素人暇人かアンチの可能性だってあるからね(経験者の言葉)
もし受け入れるなら「信頼出来るファン」か「プロ」の意見を取り入れるべきである。
特にプロの場合は意見が的確な場合がほとんどなので、自分が納得いくものはどんどん頭の中に叩き込んでいくのだ。実際に講座記事を調べてもいいし、なんなら教本を沢山買い漁って読むのもいい。
そうすれば画力や知識が自然に上がっていくので、あのように努力と練習を積み重ねた自分の意見として参考にしてほしい。
そして「あのキャラのここが好き」とか「あの人の絵柄が好き」もそうなのだ。自分の好きな気持ちを絵に表現する方が余っ程メリットがある。
前者だと描いてて楽しいと思うし、後者だと目指すべき道があり画力向上に繋がる。
今や作品やキャラは数多く。冒頭で話した通り、現在は既存作品の影響力がないと絵が描けない時代なのだ。
要するにそれを描くのが好きで楽しいのなら描き続けてもいいし、もし好きならば公表してもいい。
しかしそれでもあまり成長していないのなら?
絵を描くのが嫌になったら?
本当に自分が描きたいものが分からなくなった場合は?
そんな時には、一旦筆をおいて今一度自分を見つめ直すべきである。
あと最後にもう1つ。どうかストレス発散として「絵描きを直接叩くような人間」には絶対にならないでほしい。
大体こういうユーザーは絵を描くのを辞めたか、ファンや反応が貰えず逆に反応が多い絵描き嫉妬した絵描きの末路だと考えている。
とあるプロによると「自分の絵が2chで下手だと晒され、馬鹿にされ、終いには添削されたけど、それが逆に下手すぎてなんか腹が立った」という事例もある。
そのためこのように道を踏み外して匿名掲示板などを利用して素人丸出しで他人の絵を叩くぐらいなら、「もう少し絵の知識と画力を身につけてからにしろ」って言うのが今の気持ちである。
ってこんなお願いを、あんなユーザーに言ったところで全く聞くわけないが。
もしTwitterでされたら、即ブロックである(こんな風に絵描きを叩く人は大体フォロワーが少ない庇ってちゃんな場合が多いので、黙ってブロックして自衛しましょ)
最後に
要するにアルカードとセフィロスの影響が強すぎた結果、デザインが似てしまったんじゃないかと思った。予め問題となったメイキング記事にて、影響されたキャラのことを書いておけば誤解を招かずに済んだはず。
そもそも悪魔城アルカードのことはメイキングで書かずとも過去記事を読んだら分かるが……
って、【過去絵】自分が今まで描いたハロウィンイラストを振り返って見る(4選+1)でセフィロスについて触れていたけどな!(何故気付かなかった)
特に自分はあの絵に対してキャラ設定、キャラデザ、そして1枚の本気絵に3ヶ月と50時間以上をかけた。故に精神的にダメージとストレスが大きかったのが分かるだろう。
そしてこの出来事をきっかけに「自分の絵が大嫌い」になるだけでなく、ネットを一切信用できなくなった。
要するに「自分が受け入れられないアドバイスは無視しろ!もしアドバイスを受け入れるなら、信用できる人かプロで仕事を取っているイラストレーターだけにしようではないか!」と決めることにしたとか。
ちなみにブログだけでなく、Twitterでもよくあるらしく、中には「『○○に似ている』というリプライが来たらブロックします」と宣言する絵描きもいるぐらい。
じゃあ、私もそれに習って今後からはブロックしよう。またミュートするワードで「似てる」や「パクリ」を入れておくのもいいだろう。
余談
2020/12/8にて混乱したあまりにブログで言いたいことを言った記事の一部を今回使用させて頂いた。自分で言うのもなんだが、割と使えるものだと思った。現在は非公開済。
その直後はコメント欄を永久閉鎖したり、1週間SNS断ちやブログの活動を一旦止めていたけど、それでも制作が増えたり良いことはあったがね。
最初に話した通り、次回はハロウィンで描いたオリキャラのデザイン反省の記事を投稿予定。
まだ確定ではないけど、もしかしたら来年には彼のキャラデザを一新するかも。もう二度と「似ている」と言われないためにね。
そして一新する、しないを決めるのは自分自身なので、次の記事までに決める。以上。
今日はここまで。
ではまた