【過去話】絵柄作りを意識していない時期である版権絵とオリジナル絵を振り返ってみた
人間キャラって描くのムズいよな。
ついこの間、自分の絵柄についての投票を受け付けたんだが、まさかの結果となってしまった件。
周りの9割ほどは個性的だったのに、なんで自分だけ……(一応個性的に票は入っているが、それを上回ってしまった)
また周りを比べる悪い癖が付いてしまったが、悪く言うなら絵柄パ〇を決めつけられる可能性が出たため、今後を不安視している。
しかし絵柄を真似るのは悪いことではなく、むしろ画力向上のために推奨させている。だから、決して悪いことではない(2回言っちゃたよ)
実際に過去記事で語ってます故。
が、それでもモヤモヤが残っているので、今回はそのモヤモヤを解消するべく「今の絵柄を確立させた過去」を振り返ってみたいと思う。折角の機会なので。
ちなみに今回は絵描きが良く描くとされている通常等身のイラストのみなので、ミニキャラやデフォルメキャラは除く。それではどうぞ。
始まりは「真・三國無双」から
まずは無双ゲームの原点にして頂点である真・三國無双(以降、三ムソ)から。その時は7にハマっていた高校生時代だったので、「好きな武将が多いから描いてみたい」と考える(あと三ムソは小学生以来のプレイだった)
またその前にMiiverseでぷよテトのキャラも描いていて、pixivのイラスト閲覧や腐向けのジャンルにもハマるという順風満帆な絵描き時期だったのだ。
こうした中、ぷよテトのようなデフォルメキャラだけでなく、通常等身キャラを描き始め……
たのだが、三ムソを知っている人ならご存知だと思うが、このゲーム。顔や頭身がリアル寄りなのだ。
いや、どうやってイラストに描き直すちゅーねん。
だから今思えば「ここから始めるのは無茶、というより無鉄砲」と感じたわな。あれ?意味は一緒か
しかしこれは裏を返せば、人間の構造をデフォルメなしで学べるということなので、ここから始めたのはある意味間違ってはいなかったかもしれない。
まあ、頭がイラストと興奮で詰まった自分にそんな考えは無かったので、あくまでもその時はキャラ一筋であった。
pixivでも三ムソが流行っていたため、イラストを投稿している絵描きたちを参考に。しかもこの時はまだ、絵柄や画力の見方が分からなかったので、ほぼ全員が上手いと思っていた(ガチ)
個人的にはPC&板タブで絵が描ける人は凄い認識だったよな。一応親から板タブ買ってもらってはいたけど全く慣れなくて、絵を描くのは大体アナログとwiiuゲームパッドであった。
【卵よりの顔型、細い目はここから⁉】
まずは後ほど紹介するクールキャラとおじさんキャラの目の形を作るきっかけとなった于禁。
てか、細い目の描き方はこれ以降変わることは無かった。これ以降変わる部分としては、画力が上がるごとに目の形を違和感なく安定させるぐらい。
確かどこかのサイトでクールキャラとおじさんキャラは顔を「卵型」で描き、目は「細く」描く方が上手く見えると書かれていたのを見たから、恐らくこの描き方が正しいと思っていたのだろう……(実際は間違っていなかった)
また他にも描いたキャラは実は数人存在しており、見た目通り細い目だらけ。イケメン枠の郭嘉や荀彧は細い感じを残しつつ、若干目が大きい。
Miiverseでは横画面で描くことが主だったことから顔やバストアップのイラストが多く、その中で「縦画面で全身イラストを描くのは上手い意味」で捉えられていたらしい。しかし画面が狭いためアクションポーズなどは取りづらかった印象。
また色塗りの代わりとしてトーンを使えば「そうだね(いいね)」がかなり増えるのだが、自力で描かないといけないため、時間のことを考慮して普通の線で重ねて描くことにしている。しかもwiiuなので途中保存も不可能。
そんなMiiverse系は8〜10時間以上の時間をかけるぐらい、かなり頑張っていたんよね。あと絵とは全く関係ないけど、ほとんどが魏武将だらけですな(昔は蜀武将派やったんやけどな)
そして安定のMiiverseのドット絵。
本当ならもっと描いていたんだが、黒歴史となったのか既に闇に葬っており、手元に残っていたのはこれだけだった。
こうしてリアル寄りの男キャラたちをしばらくMiiverseで描き続けたのだった。
ついに初めての通常等身オリジナルキャラを制作
慣れてきたのか、三ムソにハマっていた高校生後期辺りから通常等身オリジナルキャラを作り始める。勿論Miiverseで。
元々オリジナルは棒人間やマスコットしか描いていなかったので、ほとんどの絵描きが通るであろう通常等身キャラ制作の道を、ついに辿るのであった。
【初めての通常等身オリキャラ、ファラードとジール】
画力は、黒歴史!しかし表情は、上手い!
相変わらず年上キャラが好きだったのか、またまた目が細い。
特にこの金髪イケメンのファラード(17歳)の目の形が良い。服は下手やけど、それをかき消す程の上手さではなかろうか。
またマスコットを描いていた名残りがあったのか、となりにマスコットを付けるという魔法少女風の設定を推していた。まあ、今でもやっていることだが……
さらに魔法戦士設定と主従関係設定もこの段階で確立。魔法使いも勿論好きやけど、特に若主人と老執事の組み合わせが好きやねん。
そんな出来事を元(オマージュ)にとして作られたファラードとジールは、今でも悪くない仕上がりだと思っている。
※ちなみに現在は「オンラード」と「ホープ」という名前に変更されている。
アナログ多めの専門学生時代(2016年6月〜2017年4月)
ここから目が細いキャラが多くなるどころか、しばらく画力や絵柄が不安定に。
ハロウィンイラスト2016。こちらは先程紹介したオリキャラのファラードとジール。
こうしてハロウィンイラストは毎年の恒例行事と化すのだった。
その他キャラも勉強のために描いていた。この頃はオリキャラを沢山作ってたんやで……
サムネイラスト。現代版ファラード?
デジタルだったお陰か、意外と反応が多かったイラスト。目細いな!
そして相変わらず俯瞰顔は下手だった。
ちなみに線画や陰影は「Gペン」かつ、ぼかしや指先ツールも使用していたと推測される。
一応女の子も上げてみる
女の子=目が大きくて可愛いを重視。特にあのメイドキャラ、アナログやけど本当に頑張ったよ。てか、カミーラって吸血鬼の名前じゃね?(それはカーミラや!)
デジタル多めの専門学生時代(2017年9月〜12月)
ジールに似たような死神オリキャラ(俯瞰視点)
安定の目が細い。デジタルイラストにまだ慣れていないせいで、効果の付け方や皺の描き方とかは素人レベルであったが。
絵柄は塗りや仕上げにも響くので、こんな感じに暗いイラストを推し始めた原点と言ってもいいかもしれない。
ハロウィンイラスト2017
いいねもリツイートも全くねぇじゃんか。どうなってねん。画力と構図、タグの付け方に問題あり。
去年に引き続きファラードとジール……ではなく容姿を引き継ぎ名前を変更したオンラードとホープ。吸血鬼とコウモリをモチーフとしたコスプレ。少し幼くしたかったのか、オンラードの目がデカくなっているのが特徴。
そして「ブラシ塗り」の始まり(一応練習では描いていたが本気絵にしたのは初)
勿論選んだ理由は、簡単で描きやすく、イラストが豪華になると考えていたため。
またこの時期はこの教本を愛用していた。ブラシ塗りを知ったきっかけである。
https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=1364761
線画はブラシ塗りと相性のいいアナログ風の「カスタムGペン」もここから。ペン全体が、ざらざらした感触なのが特徴である。
さらに講師の教えにより服のシワや塗りが良くなった時期だったが、今でも黒歴史認定しているイラスト。唯一の救いは、うまい食べ物イラストである。
総評の一言は「食べ物が強すぎて、オリキャラが要らない」
クリスマスイラスト
女の子を追加したが、目を瞑っている件。仕上げが地味になってしまったが、それ以外に変化なし。
その後食べ物イラストやミニキャラを描くのにハマってしまい、以降の通常等身のオリキャラは少なめになる……
最後に
流石に長すぎたので、一旦分けることにした。というより後半からが本編だと思っている。次回は一作品の版権絵を2年以上描き続け、現在の絵柄に安定するまでを振り返る。
今日はここまで。
次回へ続く。