【闇】ヤフー知恵袋などの匿名イラスト添削がガチでおすすめ出来ない件
絵の描き方を学び、上手くなる。
近年では学校に通ったり、参考書を買い漁らずとも、ネットで簡単にイラストを学ぶ機会が増えつつある。
特に「ヤフー知恵袋」は無料で利用できる質問サイトで、イラストの添削もして貰える。あそこでは「添削して下さい=評価して下さい」が大半ではあるが。
ただ自分のイラストを評価して貰いたい、画力を上げたい、今後有償依頼を取っていきたいと利用する絵描きは多い。
しかし、断言しよう。
こんなサイトでの評価や添削は絶対におすすめ出来ないし、なんなら画力が上がる保証なんて全くないことを。実際に知恵袋だけでなく、匿名掲示板(2chなど)も同様なのだ。
ただイラストを評価して貰いたいのなら止めはしないが、
- 絵が上手くなりたい、画力を上げたい人
- イラストで仕事を取っていきたい人
- メンタルが弱い人
- 何でも真に受ける人
は、利用するべからず。
では何故知恵袋という絵の評価や添削をして貰える匿名サイトを利用してはいけないのかを詳しく話していこう。
間違った指摘が多すぎる
早速代表的な間違った指摘を言うならば、
「デッサンの狂い」
だ。
「いや、デッサンって大事なのに間違っているっておかしくない!?」思われるかもしれないが、勿論デッサンは絵を描く上で大切な基礎だ。狂っていたのなら余計に下手に見える(作画崩壊)
しかしこのデッサンの指摘が多すぎる一方で、『イラストの表現法』や 『相手の個性』 を次いでに壊しているのが許し難い。
そしてこれらを言い換えるなら、
『誇張表現』 と 『絵柄』 だろう。
誇張表現は簡単に言うならデフォルメのことで、わざと誇張させたり、崩したりするイラスト表現法の一つだ。
例えばアクションポーズで前に向かってパンチする際に手をわざと大きくみせているのも、それである。そんな誇張表現を理解していないから、「手が大きい」とか言えるのだろう。
あとデフォルメキャラは崩れているのが当たり前にも関わらず「頭身がおかしい」と指摘したり。ただの難癖じゃないか。
また絵柄に関しても、古い絵柄を押し付けては、相手の個性をぶち壊している人もいた。ハ〇ヒとか。いや、いつの絵柄やねん。
しかしこんなにもデッサンが狂っている、狂っていると言っている割には「赤ペンなどで全く添削する気がない」のも素人だと疑える。主に知恵袋にて。
だから文字だけで絵の描き間違いを指摘しているということは、「描けない」と思われても仕方ない。
例えば「頭がデカい」とは書いていたけど、じゃあどんなサイズに小さくすればいいのか?
さらに目がズレているなら、どうやって違和感なしに目を書き直すのか?
文字だけ説明するなど、描いた本人が初心者であるほど理解できるはずもあるまい。
もしデッサンが狂っていたのなら、せめて相手に分かりやすく赤ペンで正しい線を描いたりして、手本の絵を載せるべき。
それが他人のイラストの間違いを指摘する立場だと私は考える。
絵描きを貶すような言葉を投げかけている
このような行為も非常に多く、むしろ上記の指摘なしにこれらを吐いて去ることもあり。何の役にも立たねぇ。
まあ、その言葉は色々あるが、特にイラスト仕事をとりたいと意気込んだ場合の扱いは最悪で、
「イラストで食えるわけない」
「そんな絵で仕事なんて取れるわけがない」
「イラストより安定した職業に就け」
と、まるで現実を押し付けるかのような最低な言葉たちを投げかけてくる。
しかし絵の仕事が取れないことに関してなんだが、これは正直に言うと「事実」だ。
現在ネットでのお仕事募集はしやすくなったとはいえ、絵描きなんて今では沢山いるし、イラストで食っていけるなんてほんのひと握り。
特に画力はある程度ないと仕事なんて当然貰えない。
でもね。これが事実だったとしても、そんなね。
折角将来イラストで仕事取ろうと意気込んでいる人に対して、あの言葉を書き込んでいる時点で間違っているわ!
また年齢が若いほど憧れるものだ。せめて夢を見させてあげろってね。
もし自分がイラストレーターを目指している高校生か専門学生時代に、イラストを評価しようと知恵袋に投稿して、あのような言葉を投げかけられたかと思うとゾッとするわな。
自分自身もメンタルが弱すぎるので、確実に受け止め、絵を描くのを辞めていたかもね。
そもそも絵は描き続けないと上手くなれない。結果を出すなら、続けることが大事。絵もブログも(これも「事実」だ)
匿名だから信用できない
上記2つを合わせるのなら、結局はこれである。匿名だからこそあんな風に好き放題言えるのだろう。
特にプロや上手い人は相手に頼まれて教えたりする際に、直接絵描きを貶すような言葉は吐かん(こんなんしたら信頼ガタ落ちだぞ)
例えば、
「絵描きと名乗りもせず、色々知ったかぶりをするユーザー」と「絵描きと名乗っているユーザー」を信用するなら後者であろう。
しかしただ絵描きと名乗っているだけで、その人がどんな絵を描いていることすら分からない。逆に教えられた側より下手説だってある。
また「イラストレーター、もしくはプロと名乗っているユーザー」も自称か嘘であることも。
だから匿名よりかは、活動名を名乗っている「絵を公開している教え上手な絵描き」「絵を公開している教え上手なプロ(イラストレーター)」の方が信用に値するのだ。
結論
このようなサイトで、素人の意見ばかりを事実として受け止めた結果、間違った方向へ成長していく。その結果「つまらない絵」になるし、最悪絵を描く気力を無くし「創作活動を辞める」場合だってあるのだ。
中には匿名なのをいい事に絵描きが傷つく言葉すらかけてストレス発散する輩もいるので、改めて今後の画力向上的にもメンタル的にも危険な場所だと確信した。
一応、質問箱でも答えている
ちなみに匿名サイトの中には指摘が的確で現実を押し付けず応援してくれる人もいるが、そういう人が必ずアドバイスするとは限らないのだ。
「じゃ、結局どのサイトを利用すればいいねん」って思われそうなので、詳しくはこちらの記事を。
最後に
特に知恵袋は自分が見た感じ9割は素人ばかりだった印象。今回の記事作成のために再び調べたとはいえ、途中から頭がおかしくなりそうだったよ。一応前から見かけていて今まで言い出せなかったが、やはりTwitterと同等に民度が相当ヤバい。
ほとんどが匿名だからこそ、当然素人が混じっている訳で。
間違った方向に進むぐらいなら、絵が上手い人や信用出来る方を見つけ、時にはちゃんとお金を払って学びましょう。
まあ、添削は置いておくとして「どうしても無料で絵を学びたい」のなら最近は無料でイラスト講座記事を公開しているサイトが山ほどあるから検索してみよう。
さらにYouTubeでもイラストレーターがチャンネルを開設して、講座動画や添削動画が増えているので、動画の方はより頭に入りやすいだろう(声付きが多いので、絵を描きながらラジオ感覚で楽しめる)
あと添削募集をしているイラストレーターもおり、自分のイラストを送ったら動画内で添削して貰えるかも。ほとんどは抽選だが選ばれなかったとしても、他人が添削されているのを見て学べる。
「この描き方、本当は間違いだったのか!」と自分で反省し、次に活かせるぞ。
今日はここまで。
ではまた